2019年度昇段レポート

昇段レポート年度別見出し

古口文男

古口文男
新段位 参段
所属 真岡
昇段審査日 2019年9月29日(日)
審査会場 DAIWA笹塚タワー
黒帯授与日 2020年2月



昇段レポート

 この度は、五段昇段審査の機会を与えて下さりありがとうございます。
 早いもので、前回の審査から七年の月日が経ちますが、自らの未熟さばかりが目立ち、到底納得のいく内容ではありませんでした。一緒に受審された先生方が、まさしく満身創痍の組手をされているにも関わらず、自分は不甲斐ない組手に終始してしまい、改めて己の心の弱さ、甘え、空手修行に対する心構えの無さを痛感しております。これからは、初心に戻り更に技術を高め、空手の奥深さを探求し、稽古に指導にと精進してまいりたいと思います。
 最後になりましたが日々、自らの「背中」でご指導して下さる坂本代表と今年10月17日にご逝去された栃木群馬県本部長の茂木師範の存在が無かったら今日の自分はありません。この先何らかの迷いが生じてもお二人の生き様が最高の手本となり、少しでも近づけるよう頑張っていきたいと思います。また、坂本ファミリーの一員として最高の仲間に出会えたことは何よりの財産で誇りに思います。今後共、ご指導よろしくお願い致します。押忍

高薄賢治

高薄賢治
新段位 参段
所属 旗の台
昇段審査日 2019年9月29日(日)
審査会場 DAIWA笹塚タワー
黒帯授与日 2020年2月



昇段レポート

 この度、参段昇段の機会を与えていただきありがとうございました。
 体力面や現状での稽古量、自身が運営する旗の台道場のことなどを考えると、今年の昇段審査は自分には無縁な事と捉えていました。しかし逆に、それらを言い訳にしている自分がいるのではないかと考え、審査に挑戦することを決意しました。挑戦にあたり一番先に頭をよぎったことは30人連続組手です。最後まで心を前向きにやり切れるか、肉体は最後まで持つか、前日は眠れませんでした。そんな不安を吹き飛ばしてくれたのは自分の前に連続組手を行った石井師範や山本師範です。自分より歳上のお二人が50人組手を完遂するところを目の当たりにし、弱気になる自身を鼓舞し、良い精神状態で挑戦、対戦相手の方々からもパワーを頂き完遂することができました。途中、皆さんに対し感謝の気持ちが溢れ自分を奮い立たせ、思わず笑顔が出てしまいました。
 2週間後に行われた全日本・神奈川県大会の設備運搬の車中で、坂本師範から、「高ちゃんの連続組手良かったよ。」と言われた時は、その場では「ありがとうございます。」と平静を装い答えましたが、内心は飛び上がるほど嬉しかったです。坂本師範は昇段審査会の連続組手こそ極真空手道場の根幹だとおっしゃいました。勝ち負けを越えた先にもっと大切なことがあると自分は考えています。
 今回の昇段でも人と人の繋がりや縁の大切さを改めて感じました。このご縁に日々感謝し、今より一歩でも成長できるよう精進をしていきたいと思います。
 最後に全ての方に、本当にありがとうございました。これからも坂本派一のバカ者ですが高薄をよろしくお願い致します。押忍

金原正和

金原正和
新段位 弐段
所属 座間
昇段審査日 2019年9月29日(日)
審査会場 DAIWA笹塚タワー
黒帯授与日 2020年2月



昇段レポート

 まず初めに、昇段審査会を執り行って頂いた坂本師範、会場を提供して頂いた山本師範、日々ご指導頂き、昇段審査会へ推薦して頂いた石井師範、また日頃共に練習している仲間や審査会にご協力頂いた方々に深く御礼申し上げます。
 2020年の夏季に開催される東京オリンピックで、初めて空手が正式種目に選ばれました。多種多様なルールや派閥はあるものの、今や全世界で少なくとも5000万人以上の競技人口を抱える空手を世界にアピールする絶好のチャンスと捉えることができます。しかしその一方で、空手が単なる数あるスポーツの中の一つとして捉えられてしまう危険性も併せ持っています。
 本来空手とは格闘術の一つであり、武道の一つであると考えます。自らの肉体を極限まで鍛え上げ、武器としてその威力を発揮するものであり、またそれと同時に、常に冷静に事の善悪を判断し、他者に対して尊敬の念を持ち、苦境でも歯を食いしばって立ち向かう、人としての道を究めることでもあります。柔道も本来そうでありましたが、オリンピック競技に採用されてからというもの、試合の勝敗に重きが置かれ、試合中の過度なアピールや勝利後のガッツポーズに雄叫び、判定を不服として抗議行動を行うなど、礼節をわきまえない態度が散見されるようになりました。残念ながら空手の一部派閥でもそのような姿を目にすることがあります。
 我々極真空手は、武道精神を全うすることを本義にしている以上、スポーツ空手ではなく、武道としての空手道を突き詰めて行きたいと思います。故大山倍達総裁の座右の銘である、「千日をもって初心とし、万日をもって極めとする」と「頭は低く、目は高く、口を慎んで心広く、孝を原点とし他を益する」の二つを根幹とし、自らを律し驕ることなく、常に高みを目指して心身共に鍛錬し続けることは勿論のこと、今後指導する際には、この極真精神を説き、まずは人格形成に寄与して行きたいと思います。

図師照隆

図師照隆
新段位 初段
所属 方南
昇段審査日 2019年10月14日(日)
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2020年2月



昇段レポート

 この度昇段審査の機会を与えて下さった山本師範に深く感謝申し上げます。 入門時、基本稽古に全くついていけない自分を根気よくご指導下さった先生先輩方、道場生の皆様に深く感謝申し上げます。
 自分は脳卒中のため2012年に大きな手術をして入院自宅療養を含め半年間の休養を余儀なくされました。会社に仕事復帰した際、自分の気持ちの中で病気を理由に仕事の手を抜く意識を自覚し、何とかしないといけないと考えていた時に通りかかったのが城西支部方南町道場でした。1週間ほど迷いましたが決心して入門をお願い致しました。心も身体も弱っていた上に高年齢のため不安もありましたが先生方の指導により、現在は気力体力共に充実しており、何よりも弱い自分と戦う精神を養わせて貰いました。
「心身を錬磨し確固不抜の心技を極めること。」
 昇段審査時に坂本師範より「初段は1級の力が認められた段階。黒帯からが稽古の始まり。奢ることなく決して諦めない気持ちを持ってより厳しい稽古に励むよう」御言葉を賜りました。大山総裁の著書の中にも「武の道の探究は断崖をよじ登るごとし。休むことなく精進せよ」修練は、毎日、自分の限界を突破することをはっきりと意識して、どうしても破れない限界を死力をもって突き破るのが、修行であり限界を破るときの叫びと呻きから、新しい力が肉体化し、精神化する。と書かれてます。
 日々の稽古で自分を追い込めるのは最終的には自分でしか無いことを山本師範が自ら稽古に向かわれる姿勢により示して下さっております。自分もやっと修行の入口に立つことが出来ました。日々の稽古で自らを追込み、昨日より今日少しでも前進する事で理想とする心身共に磨かれた空手家を目指します。押忍

東口大輝

東口大輝
新段位 初段
所属 港北
昇段審査日 2019年10月14日(日)
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2020年2月



昇段レポート

 今の私が大切だと思っていることは、道場訓第4か条の、「礼節を重んじ長上を敬し粗暴の振る舞いを慎むこと」です。私は今まで対人関係が苦手で挨拶があまり出来ず、このままでいいのだろうか?と悩んできました。昔、道場に入る時、挨拶せずに道場に入り注意を受けたことが何回もありました。当時は何故怒られるのか理由が分かりませんでしたが、坂本師範に根気よく指導して頂いたおかげで、礼儀の大切さを真に理解することができました。
 私は将来、医療ソーシャルワーカーとして、高齢者や障碍者の方達と関わる仕事をしたいと思っています。一緒に働く人や患者の方とコミュニケーションをとり、しっかりと礼儀を守り、横暴な態度を慎むことが大事になります。
  道場訓を胸に刻み、一人前の黒帯になれるよう、日々精進していきたいです。 今回は、昇段のお許しを頂きありがとうございました。押忍

有馬圭都

有馬圭都
新段位 初段
所属 港北
昇段審査日 2019年10月14日(日)
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2020年2月



昇段レポート

 はじめに、この度は、昇段審査を受ける機会を頂きありがとうございました。 高校時代はあまり稽古に参加できなかったので坂本師範から昇段審査のお話を頂いた時はとても驚きましたが、昇段審査では自分の今できる限りのことを精一杯やり遂げました。
 今の私に一番大切だと思う道場訓は、「吾々は武の神髄を極め、機に発し感に敏なること」です。わたしたちは、武道としての空手の道を徹底的に追及していくことで、どんな状況でも臨機応変に対応する力と相手の心を理解する思いやりや優しさ、どんなことにも素直に感動できる心を身につけなければならない、という教えは、将来の自分にとって為になることだと思います。
 私は幼稚園の頃に空手を始め10年以上経ちますが、いまだに急な変化に対応が遅れたり、他人への関心が薄く、周りの人達への配慮や思いやりがあまり出来ていないと感じています。しかし、空手を始めた頃よりは少しずつ成長できていると思っています。これからも空手の稽古を続けていくことで、臨機応変に対応出来る社会人になっていきたいと思います。
 改めまして、指導して下さった坂本師範、先生方、審査会当日来て下さった先輩の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。皆様のご指導があったからここまで頑張ってこれました。まだまだ未熟な自分ですが、黒帯を締める以上、気を引き締め、空手の道を精進していきたいと思います。押忍

宮本清孝

宮本清孝
新段位 初段
所属 福井
昇段審査日 2019年6月16日(日)
審査会場 南条武道館
黒帯授与日 2019年10月



昇段レポート

 この度は、昇段審査を受審させて頂き誠にありがとうございました。
 小学4年生のころ「空手バカ一代」という本を読んだのが空手を知るきっかけでした。 当時こんな世界があるのかと衝撃を受けた私は、空手を習って強くなりたいと思ったのを覚えています。 それから月日が経った22歳(24年前)のころ、知人が空手を習っているとことを知り、鯖江道場の門をたたきました。友人も誘い始めた極真空手は稽古が楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。 色々なことがありながらも順調に昇級し、このまま黒帯まで取ろうと思っていましたが、現実は甘くありませんでした。 緑帯を取った頃から、急に組手が怖くなり、私は極真空手から逃げてしまいました。
「一つ、我々は心身を錬磨し、確固不抜の心技を極めること。」 どんなことにも動じない心と、強い意志が私には欠如しておりました。 頭の片隅に退会したことがずっと心に引っかかったまま、11年経った2012年の春。 息子が空手を習いたいと言ってきた時、自分ももう一度空手をやろうという気持ちになり、現在もお世話になっている福井支部に復帰させていただきました。
 11年のブランクは相当なもので、心と体が全くついていきませんでした。毎年怪我ばかりで、何をやっているのだと…また弱い気持ちが出たりもしましたが、私を温かく迎え入れてくださった先生方や家族のために、絶対に逃げないという強い意志を持ち続け、少しずつではありますが前に進むことができました。
 今年に入り昇段審査のお話をいただき、6月に審査を受けさせて頂くことになりました。 10人組手ではすぐに体が思うように動かなくなり、心が折れそうになりましたが、たくさんの方の声援や先生方のサポートのおかげで何とかやり遂げることができました。
 昇段の機会をくださった坂本師範、根気よく丁寧に指導してくださった山口本部長、初一本部長代行、川口相談役、細井支部長、たくさんの先生方、一緒に切磋琢磨してきた道場生の方々のおかげだと心から感謝しております。 これからは指導者という立場になります。まだまだ未熟ではありますが、今まで指導していただいたことを頭と体にしっかり焼き付け、極真の黒帯として指導者として日々の修行に精進していきたいと思います。ありがとうございました。押忍

渡辺猛

渡辺猛
新段位 初段
所属 鯖江
昇段審査日 2019年6月16日(日)
審査会場 南条武道館
黒帯授与日 2019年10月



昇段レポート

 私が空手を始めたのは、平成15年5月で、27才の時です。 子供の頃から空手をやりたい気持ちはありましたが家の事情で叶わず、大人になって家の近くに出来た花堂道場に入会させて頂きました。 空手を始める前、極真空手家は怖いというイメージがもの凄くありましたが、実際の先生方はとても親切で優しく、一つ一つ丁寧に教えて下さいました。ただ当時の私は空手への想いが次第に薄れ稽古も休みがちになっていきました。 そんな時、ある大会で山奥先生を通じて山口先生を紹介して頂き、心機一転鯖江道場で稽古を行うと決心しました。鯖江道場での最初の稽古では、少年部・一般部の気合の大きさに驚き、基本・移動・型・組手の全てにおいて強くなりたいという意気込みの違いを痛感させられました。この鯖江道場で一生懸命稽古すれば、「いつかは黒帯を取れるのではないか、試合で結果を残せるのではないか」という夢ができました。
 今回夢が叶い、黒帯を取る事ができました。試合でも壮年の部で何度か優勝する事ができました。17年間かかりましたが諦めずに稽古してきて良かったと思います。昇段審査では基本稽古の大切さが身に染みました。基本に忠実な人は型が綺麗で、型が綺麗な人は組手も強く、全ての稽古は繋がっていくものです。いくら組手の練習だけをしても真の強さは得られないと思いました。
 道場訓7カ条にある「一つ吾々は、生涯の修行を空手の道に通じ、極真の道を全うすること」 武道としての空手の修行は、一生をかけて追い求めるものであり、一生を通じて極意に一歩でも近づこうとする姿勢が極真空手の本義である。 を心に刻み、もう一度基本・移動・型を一から見直し、黒帯としての練習態度で日々の稽古に参加し、道場生から尊敬される黒帯になれるよう努力していこうと思います。私の目標である多くの黒帯の先生方を代表する山口本部長は、まるで極真精神をそのまま生きている様な方で、どんなに偉い立場でも決して威張らず常に謙虚な姿勢で接してくれます。武道の達人の様な細井先生、子供達に大人気の山奥先生にも感謝の気持ちで一杯です。 この感謝の気持ちを忘れずこれから日々精進してまいります。また少年部の生徒には、辛い事の後には嬉しい事が待っていること、努力は必ず報われること、自分が感じ取ってきた事を伝えていきたいです。

中村練

中村練
新段位 初段
所属 鯖江
昇段審査日 2019年6月16日(日)
審査会場 南条武道館
黒帯授与日 2019年10月



昇段レポート

 この度は、昇段審査で黒帯に 昇格させていただきありがとうございます。
 空手を始めてからずっと目標にしていた事が達成できました。自分は小学1年生の時に友達の影響を受け、空手を始めました。自分から始めたとはいえ途中、怖い、痛いと思った事もありました。しかし、学年が上がるにつれ空手に対する姿勢や気持ちが良くなっていきました。 小学6年生の時、今所属する坂本派福井県本部に移籍させて頂き今に至ります。山口本部長はじめ、道場の皆さんが優しく迎え入れて下さったので、本当に嬉しかったです。
 この10年間、先生、先輩、仲間、兄弟そして、一番迷惑をかけ毎日支えてくれた両親、沢山の人にお世話になりました。本当に感謝しています。目標が達成したからと言って調子に乗らず、黒帯になったからこそ手本となれる様に稽古や指導に励まないといけないと感じています。
 極真会館道場訓2か条「武の神髄を極め、機に発し感に敏なること」のように、自分は、これで歩みを止めずさらなる高みを目指します。また後輩には思いやりの気持ちを忘れず、一人一人にわかりやすく工夫して指導し、試合などで一緒に喜び合い、感動できる指導者となれる様日々努力します。

辻脇望

辻脇望
新段位 初段
所属 鯖江
昇段審査日 2019年6月16日(日)
審査会場 南条武道館
黒帯授与日 2019年10月



昇段レポート

 この度は昇段の機会を与えて頂き、坂本師範、山口本部長、初一代行、川口相談役をはじめ、多くの先生方、先輩方、後輩の皆様に改めてお礼申し上げます。
 自分は5歳の頃空手を始め、小学生の頃は週6日稽古し、日曜日は試合というハードな日々を過ごしました。中学になると体格の優位差がなくなりパワーで押し切る戦法が通じず負け試合が多くなりました。それでも空手は好きだったので地道に練習を続けました。
 高2の秋、稽古中にバランスを崩し左膝の前十字靭帯断裂。初めての挫折でした。2つの全日本大会を欠場。入院、手術、リハビリと辛い日々が続き、道場の先生や仲間達がお見舞いに来て下さっても素直に喜べず、自分だけ取り残された様な気持ちになり一人病室で泣きました。退院して稽古復帰後、今度は骨挫傷になり、またリハビリのやり直しでした。こんな辛い時いつもそばにいてくれたのは親と山口本部長でした。いつも掛けて下さる励ましの言葉、復帰戦で敗退した際一緒に泣いて下さったこと。その温かさで全て救われました。
 昇段審査は、前回昇級審査で鼻骨骨折を経験したため恐怖もあり、自分で納得できる内容とはいかず、昇段審査の難しさを実感しました。
 一、吾々は生涯の修業を空手の道に通じ極真の道を全うすること
 武道としての空手の修業は一生かけて追い求めるものであり、極意に一歩でも近づこうとする姿勢こそが極真空手の本義である。黒帯が真のスタートであり、これまで以上に空手に対し真剣に打ち込み日々勉強していかなくてはならないと思います。押忍

小野田禮仁

小野田禮仁
新段位 初段
所属 足利
昇段審査日 2019年2月24日(日)
審査会場 栃木市大柿コミュニティーセンター 
黒帯授与日 2019年5月



昇段レポート

 「一つ、吾々は心身を錬磨し、確固不抜の心技を極める事」
 私たちは空手の修行を通じ自分自身の体と心を鍛え、真剣に稽古に打ち込むことで、どんなことにも動じない心と強い意志を習得していかなければならない。という意味の道場訓。自分が空手を稽古する理由はここにあると考えています。
「選抜大会で勝って、全日本の切符をとりたい」
「他流派の大会でも勝てるようになりたい」などの目標は、いくらでもあります。 もちろん、その目標のために努力することも大切ですが、「確固不抜の心技」を目指し、日々鍛錬することが理想形だと、昇段に向けての稽古の中で考えるようになりました。きっかけは二つあります。
 一つ目は、津久井先生から「自分色の真っ黒の黒帯にしろ。黒帯をとってからが始まりだ。」とのお言葉を頂いたことです。
 二つ目は、色々な方からの支えを感じ、考えるようになりました。昇段のお許しを下さった茂木師範、日頃技術面や精神面を指導して下さる先生方。いつも一緒に稽古に励み、当日は力いっぱい応援して下さった道場の皆様、いつも勇気をくれる保護者の皆様。そして、これまでサポートしてくれた両親。様々な人に支えられて、やっと乗り越えることができたという事です。
 これまで支えて下さった皆様、本当にありがとうございました。今後も確固不抜の精神を目指していきます。また周りの人たちを支えられるよう、自分の道をしっかりと見据えていきます。今後もよろしくお願いします。押忍

藤沢賢一

藤沢賢一
新段位 弐段
所属 秦野
昇段審査日 2019年1月27日(日)
審査会場 国立オリンピック記念青少年センター
黒帯授与日 2019年3月31日



昇段レポート

 この度は、昇段審査の機会を与えて下さり、誠にありがとうございました。また、審査の対戦相手になって下さった皆様、稽古に付き合って下さった道場生の皆様にも改めて御礼申し上げます。
 坂本道場に移籍して15年経ちました。正直、あっという間でした。趣味で始めた空手がここまで続くとは思っていませんでした。強くなりたいと思い空手を始めましたが、才能が無く、稽古では先輩方から打ちのめされてばかりで、試合にも全く勝てませんでした。一時期、仕事を辞め空手に没頭した事もあり、極真連合会第二回全日本大会に初出場で運良く3位に入賞することが出来ました。本当は、その大会で空手を辞め普通の会社員に戻ろうと思っていたのですが。。。 同年開催された増田道場の大会では坂本師範と対戦させて頂きました。当時、坂本師範は40代。世界王者になった当時の先輩から『坂本先輩に引導をわたしてやれ。』とジョークを交えながら応援されたことを憶えています。結果は延長で判定負け。まだ20代後半だった私は悔しくて堪らず、ビデオを何回も見直し稽古しました。リベンジを目標にしていた私は、坂本師範が試合から引退するといううわさを耳にし、坂本道場に出稽古を申し込みました。後に、そのことがきっかけとなり、坂本道場にお世話になることになり、現在に至ります。
 移籍してから5-6年は田町道場で坂本師範、北久保先輩、山本先輩、中島君、大場君らと試合に勝つためにひたすら稽古に没頭しました。そのお陰で、度々結果を残すことも出来ました。30代半ば、結婚を機に秦野へ移住し、稽古もほとんど出来ず、一時道場から離れていましたが、空手を諦めきれず、40才を機に転職し、秦野で空手道場を開設しました。当初は仕事も上手く行かず、なかなか道場生も増えない日々が続きましたが、道場関係者のご支援のお陰で、少しずつ軌道にのせることができました。
 年齢的にはもう後進の育成に力を入れるべき時とは思いますが、いまだに試合に出続けています。いつまで出来るかはわかりませんが、私のような怠け者には、稽古をやる気にさせてくれる要素になっています。
 最後に、一緒に稽古をしてくれる皆さん、本当にありがとうございます。押忍

小倉壮二朗

小倉壮二朗
新段位 初段
所属 旗の台
昇段審査日 2019年1月27日(日)
審査会場 国立オリンピック記念青少年センター
黒帯授与日 2019年3月31日



昇段レポート

 この度は昇段審査の機会を与えて下さり、坂本師範、高薄先生、坂本道場の皆様に、心から感謝申し上げます。
日々の仕事、子育てに追われていた私は、ストレス発散という軽い気持ちで8年前、2011年当時39歳で 高薄先生が指導する旗の台道場に入門させて頂きました。学生時代から体を動かすことが好きで、色々なスポーツをそれなりにこなしてきた私は、楽勝で空手ができると思っていました。しかし稽古初日で思い知らされることになりました。高薄先生の真剣な指導、空手に対する厳しい考え方に触れ、安易な気持ちで入門した自分に対し恥ずかしい気持ちになりました。そこから気持ちを切り替え空手の道に精進していきました。
 しばらくして、稽古のきつさにに少し慣れてきた頃、先生はこう言いました。 「小倉さん!空手は黒帯になってからがスタートですよ!どうせやるなら黒帯を目指しませんか?」 あの言葉があったからこそ私は、審査会のあの場に立つことができたのです。ここから新たなスタートです。一層精進していきますのでよろしくお願いします。押忍!

池田浩行

池田浩行
新段位 初段
所属 武蔵小山
昇段審査日 2019年1月27日(日)
審査会場 国立オリンピック記念青少年センター
黒帯授与日 2019年3月31日



昇段レポート

 この度は昇段審査を受審する機会を与えて頂きありがとうございました。坂本師範、各道場の先生方、道場生の皆様に心より感謝申し上げます。
 私が極真の門を叩いたのは、30年前の高校1年生の時でした。当時の私は勢いだけは良く、俗に言う「イケイケ」の状態でした。高校を卒業する頃、道場から遠のき、自然に空手をやめてしまいました。再び、道場に戻ったのは45歳でした。やはり、極真に未練があり、やり残した事があったからでした。思い出したら我慢出来なくなり再度入門しましたが、27年のブランク。 思うように動けない、疲れが取れない、怪我の治りが遅い。 歳を取った自分と向き合い考え悩みました。 しかし、巡って来た昇段のチャンスを逃す訳にはいかない。
 審査当日は9名の受信者、内3名が20人組手。実に淡々とこなしている事に驚きました。 「継続は力なり」とは正にこの事なんだなと尊敬の念を覚えました。
 また審査当日の朝、坂本師範が足を引きずっている様に見えましたが、いざ20人組手の相手をしている時、痛めている素振りは無く逆に楽しんでいる様に見えました。 根っからのファイターなんだなと改めて驚きました。 私も当日、膝を痛めて不安を抱えていたのですが、それを見て覚悟を決めました。 10人組手を終えて大きな怪我も無く達成感に包まれた事を忘れずにいたいと思います。
 そして審査項目の型の時、あれだけ一緒に練習した〇〇郎さん。。。 何故?。。。(笑) 何事も真剣だから面白い。そんな一日でした。
 今後、黒帯を締める以上は恥じる事の無いように精進し、道場を盛り上げて行きたいと思います。押忍!

松田潤

松田潤
新段位 初段
所属 方南
昇段審査日 2019年1月27日(日)
審査会場 国立オリンピック記念青少年センター
黒帯授与日 2019年3月31日



昇段レポート

 この度は昇段審査受審の機会をいただき山本師範、高津先生、城西支部の皆様に深く感謝を申し上げます。
審査会で印象深かった事は、型、20人組手、10人組手です。一人で前に立って型を行ったときは緊張で気合いが小さくなり腰も上がってしまいました。
組手審査は、20人組手から行われました。先輩方の組手はとても力強く、いつか自分も先輩達の様なになりたいと感じました。いざ自分の組手になると、想像を絶する過酷さでした。途中から何度も心が折れそうになりました。しかし、師範、先生、先輩、城西支部の皆様の応援があり、完遂することが出来ました。入門当初から現在まで多くの方々に支えられてきたことを改めて実感致しました。
 最後に、私もようやく黒帯というスタート地点に立てたことを認識し、これからも日々精進して参ります。今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い致します。押忍

中川千絵

中川千絵
新段位 初段
所属 港北
昇段審査日 2019年1月27日(日)
審査会場 国立オリンピック記念青少年センター
黒帯授与日 2019年3月31日



昇段レポート

 この度は、昇段審査を受けさせて頂き誠にありがとうございました。 お話を頂いてからの約4か月間、自分を見つめ直す良い機会となりました。というよりも実際は 自問自答の繰り返しでした。
 今回の審査にあたり印象的な出来事を三つあげるという課題を頂きました。
 一つ目は、昇段のお話を頂いた時の衝撃です。えっ?私が?昇段!?黒帯!?と驚いた直後に 不安に襲われました。今までの自分は、先生先輩方の背中をひたすら追いかけてきましたが、これからは そうはいきません。30代半ばで空手の道に入った私には、黒帯を締める自分の姿を全くイメージ出来ていませんでした。
 次は、審査3週間前、5人組手を行うことを知らされた時です。顔から血の気が引くとと同時にモヤモヤと悩んでいた自分が一瞬にして消えました。もうやるしかない!!に切り替わったのです。とはいえ40歳のおばさんである私にとっては、なかなかヘビー(笑)な課題でした。
 最後は、緊張して迎えた昇段審査の組手でした。いつも通りいつも通りと心の中で唱えながら一つ一つ終えたつもりでしたが、緊張し過ぎてほぼ記憶がありません。後から勝田先生に「中川さんのあんな形相初めて見た(笑)」と言われ、顔から火が出る程恥ずかしかったです。人生半分まで来ましたが、まだまだこれからだなと痛感しました。
 この様な経験が出来るのも機会を与えてくださった先生方のお陰です。本当に有難うございました。 これからも空手を通じ、いろいろな経験を積み成長していきたいと思います。押忍

藤田遥

藤田遥
新段位 初段
所属 港北
昇段審査日 2019年1月27日(日)
審査会場 国立オリンピック記念青少年センター
黒帯授与日 2019年3月31日



昇段レポート

 この度、昇段審査の機会をいただきましてありがとうございました。
 昇段審査で印象深かったことですが、1つは、坂本師範がみせてくださった型です。坂本師範の型は迫力に加えて繊細かつ個性的「魅せる」型でした。いつか師範の様な型ができる様になりたいと思いました。
  2つ目は、多くの人が見ている中、5人組手をしたことです。 元々、私は人の前に立つことがとても苦手です。坂本師範から「普通の人が経験できないことだから、この機会を与えられたことに感謝し思い切って挑戦しなさい。」と応援の言葉を頂きました。想像以上に体力的、精神的にきついものでしたが、最後までやり遂げることができました。応援して下さった皆様の温かさに心から感謝しています。
 3つ目は、弐段を受審された先輩の20人組手です。 私の何倍も多くの人を相手に辛い顔ひとつせずにやり遂げ、その忍耐力、精神力、強さに圧倒されました。自分に打ち勝つ強い気持ちを持ち、日々の稽古の1つ1つを大切に取り組んでいるからこそできるものだと思いました。正直、今の私はそれを持ち合わせていません。先輩方の様に強い精神力をもてるよう、日々の行動ひとつひとつを大切に取り組んでいこうと思いました。
 私は母と兄の影響で5歳から空手を始め、黒帯に至るまで13年かかりました。長いようで短く、私の人生にとってとても濃いものでした。先生方には、空手の技術だけでなく、考え方や生き方など多くのことを教えて頂きました。空手に育てられたと言っても過言ではありません。もちろん、稽古の中で痛い思い、辛い思いも沢山しました。女子の仲間がいなくなり、寂しい思いもしました。ですが、やめたいと思ったことは1度もありませんでした。それは先生方や先輩方が親身に向き合って下さったからだと思います。皆様に心から感謝しています。今までサポートしてくれた両親にも感謝し、それを行動で示せるような人間になりたいです。今後も努力を怠らず、日々精進してまいります。 引き続きご指導の程よろしくお願い致します。押忍

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