2021年度昇段レポート
若林 恵子

新段位 | 弐段 |
所属 | 礼心會 |
昇段審査日 | 2021年2月14日 |
審査会場 | 武蔵小山道場 |
黒帯授与日 | 2021年4月 |
昇段レポート
この度は、弐段昇段審査を受ける機会を与えてくださり、ありがとうございました。坂本師範、勝田先生始め、先生方道場仲間の皆様に心よりお礼申し上げます。
ピアノ習字の習い事が好きで、運動が大嫌いな武道とは縁遠い私が空手を始めたのは、下の娘の入会がきっかけでした。と言っても、本気でやるつもりはなく、ジャージで気軽にエクササイズで1年間。そのうちに、子ども達には本気で頑張れと言っているのに、自分はそこまで本気でやっているのかと自問自答するようになりました。入会を決めてからは、自分のためと言うより、子ども達に母親の本気で頑張る姿を見せたい、一緒に頑張りたい、との思いで10年間励んで参りました。
さらに今は、空手の奥深さ、面白さに魅了され、稽古の中で自分の弱さ未熟さを実感し自分を成長させたいと思うようになり、そして、空手を通じて出会ったたくさんの方々ともっと深く広く繋がっていたいと思うようになりました。
連続組手の最初から最後まで声を枯らして応援してくださった坂本師範にお礼を申し上げると、
「人間同士何かの縁あって現在がある。だからそれを大事に思うだけ」このお言葉が心に響きました。
コロナ禍の環境で礼心會は道場での稽古が全く出来なくなりました。受審を決めてから1人での稽古は心が折れそうになり、いつも一緒に励んでいる先生方、仲間達の存在の有り難さを実感しました。
「武の真髄を極め、気に発し、感に敏なること」
縁で繋がった方々を素直な心で感じ、感謝しながら、これからも日々鍛錬を重ねていきたいと思います。
最後に、ママさん白帯から10年、一から育てて下さった大橋師範。今回の受審のきっかけも作ってくださいました。大橋師範の温かいお言葉に、どれだけ支えられ、励まされてきたことか。前に立つ立場だからこそ鍛錬を積み、どんな時も学ぶ姿勢を忘れてはならないという心構えは、空手に情熱を注ぎ、周りの人を大切にする大橋師範のお姿を見て学んだことです。心から深く感謝申し上げます。そして、指導員として少しでもお役に立てるよう鍛練して参ります。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
そして、家族。私の受審のために勉強の合間に家稽古に付き合ってくれた娘、温かく見守ってくれた家族、本当にありがとうございます。今も一緒に励んでいる子ども達、家族の協力なしではここまでこれなかったと思います。これからもどうか見守って頂けると幸いです。押忍
浅賀 誠一

新段位 | 初段 |
所属 | 武蔵小山 |
昇段審査日 | 2021年2月14日 |
審査会場 | 武蔵小山道場 |
黒帯授与日 | 2021年4月 |
昇段レポート
私自身、今日までよくぞ生きて続けてこれたなと不思議でたまりません。本当にこの昇段レポートを書けるのかと。
入門して10年以上経ちますが、一番初めにお会いした坂本代表が、「あわてずゆっくりやりましょう」と声を掛けて下さったことが、大変うれしかったです。全く体力が無かった私を今日まで継続させて下さったことに心から感謝しています。「ゆっくりやりましょう」と言って下さった意味が今やっと分かってきた様な気がします。また最初にお会いした勝田先生、それからここまでご指導して下さった皆様方にも大変感謝しています。
一番好きな言葉は、極真7か条の、武道として空手の修行を一生かけて全うすることです。この言葉を忘れず、これからも向上心をもって戦っていきます。この体で自分自身、本当によくもったと感心しています。本当にありがとうございました。
川田 孝一

新段位 | 初段 |
所属 | 武蔵小山 |
昇段審査日 | 2021年2月14日 |
審査会場 | 武蔵小山道場 |
黒帯授与日 | 2021年4月 |
昇段レポート
昇段審査の受審の許しをいただき、昇段できましたことを心から感謝いたします。
入門したてで初めて黒帯の人と組手をしたとき、あまりにも強くて驚いたことを50年近く経った今でも覚えています。鬼のような強さだという表現を聞きますが、当時の黒帯は鬼より怖かったです。それでも色帯になると、アドバイスを頂けるようになりました。「一撃必殺は無理とか色帯のうちから言うな、ガードした腕をへし折るぐらいの気合を入れろ」「極真空手に奥義などない、黒帯になっても伝授などされない、他の道場より3倍も5倍も稽古するから強いんだ」等々。
やがて自分は就職を機に色帯の段階で退会してしまいました。在職中は色々なスポーツはやりましたが何か物足りない、何かやり残した思いが常にあり、定年を迎えてから再び極真会館の門を叩きました。それが3年前のことです。そしてこのたび初段に合格したことで、やっと一歩進めたような気がしています。「黒帯になってから流派を名乗れ、そして極真空手の一員として恥じぬような武人となれ」とは昔の先輩の言葉ですが、ここがスタート地点なのだと気を引き締めているところです。
常日頃、坂本師範からは誠実であれ、諦めるな、逃げるな、肝を据えろと言われています。「容易に物に屈しない」という精神は稽古を続けることで得られ、養われるものであり、それが空手をとおして人が成長してゆくということなのだと思います。振り返ってみると、昔から同じことを何度も教えられていたようです。
今は階段の最初の一段目に脚をかけたような状態です。初段を取得しても変わらず鍛錬を続けること、今後もひたすら稽古に励むことを改めて決意する次第です。
最後に、ここまでこれたのもひとえに坂本師範のご指導の賜物であり深く感謝いたします。ご指導いただいた諸先輩方、及び高齢者となった自分を温かく迎い入れて下さった道場生の方々に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。また、極真会館が無くなっていれば、自分は空手に戻ることはなかったと思います。永年に渡り極真空手を存続させてくれた数多くの諸先輩方にもお礼申し上げます。押忍
島田 成謙

新段位 | 初段 |
所属 | 座間 |
昇段審査日 | 2021年2月14日 |
審査会場 | 武蔵小山道場 |
黒帯授与日 | 2021年4月 |
昇段レポート
この度は昇段審査を受けさせていただき、ありがとうございました。想えばもう12年の時が過ぎ、私の後に入会してきた道場生の昇段する姿を何人も見てきました。とても志が高く、一心不乱に取り組む姿を見て、素晴らしいなと思う反面、「俺はこのままでいいのか、自分にはそこまで出来ない…」と思っていました。そんな自分の弱さから、しばらく道場から足が遠のく時期もありましたが、仲間の呼びかけにより再び道場に通うことになりました。そのときは中・高校生や他の道場生が以前と比べて強くなっていることが衝撃的で、努力は結果に繋がるのだということを目の当たりにしました。空手道の奥深さも知ることとなり、向上心を持たないでいた自分に歯がゆさを感じました。道場に通い始めた当時の事も思い出しました。先輩方との稽古を終えて階段を降りるときは、足を引きずり、手すりに掴まって降りるような毎日。稽古を重ねてこの差を埋めたい、そんな気持ちだったことを思い出しました。
そしてこの度、私も昇段させていただく運びとなりました。通常稽古の後に練習に付き合って下さった先生や道場生たちに深い感謝の気持ちでいっぱいです。この場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。つきましては、初段というのは修業の始まりと思い、精進していきたいと思います。努力は嘘をつかないと知り、今後の人生に役立つようにいたします。押忍
鈴木 竜太郎

新段位 | 初段 |
所属 | 方南 |
昇段審査日 | 2021年2月14日 |
審査会場 | 武蔵小山道場 |
黒帯授与日 | 2021年4月 |
昇段レポート
この度は昇段の機会を頂きありがとうございます。山本師範並びに城西支部の皆様に感謝申し上げます。
開設間もない方南道場に入門した当時40歳を過ぎておりましたが、同世代、年上の方々の存在にも助けられ、道場に通い、楽しくも厳しい稽古に参加してこられました。とはいえ年齢に応じた体調管理が不足していたこともあり、怪我で数か月単位で稽古に参加できなくなることも何度かありました。復帰の際も温かく迎え入れていただけることもあり、何度目かの大きな負傷の際もしっかり治して復帰することを目標として持つこと
が出来ました。幸いにも私の周りには年上の先輩方が多くいらっしゃいます。先輩方のように続けてい
けることはもちろん、また周りの方々に自分が助けられたように、誰かを勇気づけ後押しできる存在になれるよう、日々の稽古に精進致します。