ベトナム支部正拳塾訪問指導(2010年1月15日〜19日)

どうもありがとうございました! 正拳塾一同、大門 圭助 Van Waale Toby 波多野 千穂 栗本 賢 波多野 亜美 高原 惇 波多野 亜耶 Vo Son Dien Long  波多野 真衣 柴田 修吾 Van Waale Tim Alan 袴田 啓斗 河合 仁 山本 理寛 高原 爽 黒田 京汰 櫻井 陽輝 柴田 航希 金山 凌

1/15(金)
18:50発のフライトで成田からベトナムへ。ホーチミンについたのは、23:00頃。ロビーで預けた荷物を待っていると、 自分のトランクが出て来た。が、ベルトが無くなっていた。中島のベルトは付いていたので、少し萎えた。 ロビーを出るとあふれんばかりのベトナム人がいて、一瞬何が何だか分からなくなった。後で地元のガイドに聞いたのだが、ベトナムでは送り迎えを手厚くする習慣があるらしい。その人混みから、ホテルの送迎スタッフを探し出すのは大変だった。中島が見つけ、やっとホテルへ。 ホテルへ向かう道でまたしてもありえない光景を。まるで暴走族が走っているかの様なバイクの数。さらに、一つのバイクに3〜4人は当たり前、5〜6人乗るバイクも。(全て小型)日本では見られない光景に驚いた。 ホテルに着き、その日は遅かったので就寝。

1/16(土)
起きると、風がぬるかった。その日のベトナムの気温は25℃。一月の日本では考えられない暖かさだった。朝食は、和、洋、ベトナムの三つから選択だったので自分は和食にした。中島はベトナム料理のフォーを食べていた。 フォーとは、ベトナムの日本で言うラーメンみたいな物である。あっさりしたスープに、野菜や肉が入っている。中島は不思議な味がすると言っていた。
11:00頃、ベトナム支部の大門先生、それから田町道場の北久保先輩と合流する。北久保先輩は、田町道場に所属する先輩だが、現在は仕事の関係でタイと日本を行き来している。日本からベトナムに指導員が行くと、北久保先輩も日にちを合わせてタイからやって来てくれる。
4人ですぐに昼食へ。大門先生にベトナム料理をご馳走になった。生春巻やフォーなど、本場の料理だった。自分は、パクチーが苦手なので生春巻は食べられなかったがフォーは美味しかった。不思議な味ではなかった。
昼食後、大門先生にベンタイン市場に案内してもらった。ベンタイン市場はベトナムで一番大きな市場らしく、所狭しと店が並んでいた。自分達は八百屋でマンゴスチンと言う果物を買った。1KG100円くらいだった。まさに破格!その場で剥いてもらい試食する事に。味はとても甘く、実はとても柔らかった。未知の味にまた驚いた。
市場から帰ると、すぐに指導へ。道場はホテルからすぐの所にあった。まず最初に、自己紹介をして指導開始。初日の稽古は、基本、移動を重点的にやった。指導を終えると、道場生の保護者が準備してくれた懇親会に誘われた。日本料理屋だったのでうれしかった。保護者の方たちから、空手をやっていて良かった事や、空手を通じて学ぶ事などを質問された。会の途中には、子供達の試割りやビンゴ大会などがあり、子供達と交流が取れて楽しかった。どこの国でも、やっぱり子供は可愛い。会が終わり、ホテルへ帰宅。就寝。

1/17(日)
早朝から、北久保先輩、中島と3人でクチトンネルへ行った。クチトンネルとはベトナム戦争で使われた、ゲリラの基地である。トンネル内は、地下に蟻の巣のように道があり、道幅もベトナム人に合わせて小さく作られいた。アメリカ人はとても苦戦したそうだ。実際の落とし穴や罠なども見たが、とても精巧に作られていてベトナム人の頭のよさを実感した。 クチトンネルからの帰り、車の中で気付いたのだが、ベトナム人はクラクションをよく鳴らす。よくと言うよりも常に鳴らしっぱなしだ。一時間に150回くらい。それは、ベトナムに限らずタイや他の東南アジアの国もそうらしいのだが、うるさすぎて眠る事もままならない。北久保先輩が、『150回って、一人の日本人が一年で鳴らす回数より多いよ。』と言っていた。まさにクラクション王国だった。
ホテルへ帰り、一休みして指導へ。2回目の稽古では、ミットやスパーリングを沢山行った。スパーリングの最後に、自分と北久保先輩、大門先生、中島で組手をした。激しい組手に、驚いている保護者の方や子供もいたが良い刺激になったみたいである。
夕食はケバブ料理店に連れていってもらった。肉が次々に運ばれて来て、最初の内はとても美味しくて余裕に食べていたのだが、最後は食べ過ぎて気持ち悪くなってしまった。その後、ホテルへ戻り爆睡。

1/18(月)
この日は、中島と2人でメコン川クルーズへ。北久保先輩は、朝早くにタイへ帰国してしまったので2人だった。ホーチミンから車で2時間半かけ、メコン川の上流の港に行った。そこから、船で小さな島にガイドと渡った。島は、一面ジャングルだった。歩いていると、ただで蛇を巻かせてくれた。この蛇は噛まないと言われたので怖くなかったが、中島は相当ビビっていた。
次に、ココナッツのキャラメル工場に案内された。工場と言っても、機械がある訳では無くほとんどが手作業だった。そこで、キャラメルの押し売りをくらい仕方なく購入。その後、様々ないらない鞄や絵の押し売りに合い、うまくかわしてベトナムのフルーツが食べられるというコーナーへ行った。無料と言われたので試食する事に。6、7種類くらいあったが、美味しいと思ったのはスイカとパイナップルだけだった。すると、どこからともなく高齢の男性2人と子供が現れた。いきなり、ベトナムの民謡らしきものを歌いだし一緒に踊れと催促される。この子供は、午前は島でバイトをして午後は学校に行くらしい。ガイドにバイト賃はいくらなのかを聞いたら、笑って『お客様のチップ次第です。』と 言われた。子供が可哀相だったので、100円ほどチップを渡した。
押し売りの島を後にして、昼食へ。 昼食は、ホーチミンへ帰る途中の大きなレストランに行った。そこで、エレファントフィッシュというメコン川で捕れるという魚を食べた。しかし、とても大きな魚だったので全部食べ切れなかった。味は、白身魚といった感じだったが、茶色く濁ったメコン川から捕れた事を考えると、美味しく思えなかった。
ホテルへ帰り、夕方大門先生とキックボクシングのジムへ体験に行った。普段行わない様な練習や補強をやり、予想以上にばててしまった。極真とは違った体の使い方だったので、とても良い刺激になった。
夕食は韓国料理店へ。ベトナムなのに、韓国料理のメニューの豊富さに驚いた。しかも、美味しい。食事後、ホテルへ戻り就寝。

1/19(火)
朝食をとり、お土産を買いに、町を散策。歩いていると、ココナッツジュースの押し売りに合う。あまり、強引すぎて笑うしかなかった。町を散策した後、マッサージ店に行った。店内はアジアンチックな感じでオシャレだった。 全身のマッサージを2時間やってくれて2000円。まさにベトナムプライスだった。
マッサージを終えて、最後の指導へ。最後の指導は、型をやった。征遠鎮までの型を全て教え終わると、あっという間に終わりの時間になってしまった。最後に一言挨拶をして、記念撮影。すると、子供達からサインを要求されて戸惑った。自分は中島と違い、サインに慣れていなかったので恥ずかしかった。
道場を出て、大門先生と夕食へ。これがベトナム最後の食事だと思うと、何だか寂しかった。食事は道場の向かいの、アメリカ風の料理屋に行った。食べ終えて、大門先生に別れを告げて早めに空港に移動。空港の免税店でお土産を見て、市場で変なお土産を買うよりこっちの方が良かったと後悔する。23:50帰国の途につく。

ベトナムでは、今まで味わったことのない体験や、カルチャーショックを沢山受けました。でも、笑いが絶えませんでした。このような貴重な体験が出来たのも、坂本師範を始め、坂本道場の皆さんのお陰です。感謝しております。また、大門先生や北久保先輩には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
ベトナム支部正拳塾では毎年、坂本道場の先生、先輩方を招き、ベトナム道場生たちに稽古をつけてもらいたいと希望しておられます。 興味のある方は積極的に行ってみてはいかがでしょうか! (古谷一敬 記)
   
   
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